ポエトリーリーディングにハマりたくない【狐火、不可思議/wonderboy、MOROHA】

この記事をシェア

日本語ラップって好きですか?

僕は青春時代にDragon Ashとかは聴いてましたが、自分の中ではあまり興味のないジャンルでした。

そんな中で最近はまってるのがポエトリーリーディングっていうやつ。

この言葉自体は詩人が自身の詩を朗読することを指すんですが、トラックに乗せて詩をラップのように歌う人たちがいます。

何年か前から流行っていたようですね。自分のアンテナの感度の無さ

いやもうなんだこれ。なんなんすかこれ

酔っ払った状態で初めて聴いたんですけどもうね、心に突き刺さるってもんじゃないんですよ。

一言で言うとリアル、とにかくリアル。

夢を追いかけているけど、中々上手くいかずに、自分のプライドや自尊心が崩れ落ちそうでボロボロになりながらも、なんとか自分が今まで培ってきたものとか、それに対する強い想いにすがって、その気持ちだけを信じて、1日1日を暮らしていて。

まだどこかで自分の才能を信じていて、いや実は才能なんかないのは薄々気づいてて、でもそれが自分という存在の全てだから、そんな簡単に諦めるわけにはいかなくて。

諦めると自分の今までの人生とか、その夢に賭けた思いとか、そんなものが全て無かったことになりそうで、生きる意味を無くしてしまいそうで。

でも日々は刻々と過ぎて行って、周りと比べて自分の立ち位置を確認して凹んで、それでもどうにかもがいている。

とゆうかつまり少し前の僕なんですけど。

そんな過去がある人や、現在進行形で何か夢を追っている人にはグサグサ突き刺さる。

ちなみに僕は上京してバンドしてましたが挫折した典型的なあるあるバンドマンです。

でもね、ハマりたくないんですよ。

なんというか、これにはまってしまうと自分が弱くてダセエ人間だということを自分自身が認めることになってしまうから。

この歌詞に共感してる自分がかっこ悪くて、情けなくて、でもまた聴いてしまう。

前置きがとても長くなってしまいましたが、そんなポエトリーラップの有名なアーティストを紹介します。

スポンサーリンク

狐火

派遣社員をやりながら音楽をやってたからこそ書ける、アラサーの苦悩をこれでもかと言うくらいリアルに表現する「狐火」と言うアーティスト。

普通に仕事終わりでワイシャツ着たままライブして、熱い言葉が次々にでてきて僕らの気持ちを代弁してくれます。

27才のリアル

ちょうど27、28歳は分岐点だと思います。30歳目前になって、目に見えた結果は出てなくて、そろそろ人生のレールを切り替えるか、そのまま進み続けるかを考え出す頃。

仕事を探してもこの歌詞のように惨めな思いを噛み締めながら、それでも生きていかなくちゃいけない辛さ。

27才のリアル~空也MCのREMIX~

こちらは空也MCというラッパーのリミックス版。こっちもものすごくリアル。

「でも本当は地元の飲み会で友人を認めさせるだけの結果が欲しい」と歌う、上京夢追い人の誰にも言いたくない心に隠し持ったガチ本音。

売れない日々が続くと、元々は良い音楽を作って音楽で飯を食うのが目標だったはずなのに、いつの間にか周りを認めさせること自体が目標になってくるんですよね。

29才のリアル

27歳から2年後。よくもまあ僕の脳内をここまでリアルに歌ってくれますね。29歳のリアル僕。

自分の弱さをこんなにさらけ出すってなかなかできることじゃない。とんでもない勇気だと思います。

31才のリアル

「絶対こんなはずじゃ無かった」「明日絶対に辞めてやる」とひたすら叫ぶ。

こういう思いを心の奥底に潜めて、なんとか必死で働いている人は本当山ほどいるんでしょうね。日本という国のリアル。

スポンサーリンク

不可思議/wonderboy

24歳で事故によりこの世を去ってしまったポエトリーラッパー。日本のポエトリーリーディングと言えばこの人。

2011年に日本を代表する詩人の谷川俊太郎公認で「生きる」と言う詩を音源化してます。

彼の死後、ドキュメンタリー映画が製作されています。

Pellicule

この人声がすごくいいですよね。言葉が聴き取りやすいし、脳みそにダイレクトに想いが伝わってくる。

未来への不安を噛み締めながら、始まってすらいないと強がっている大人になりきれない若者の苦悩が描かれています。

世界征服やめた

相対性理論の曲「バーモント・キッス」をサンプリングした曲。

真っ暗な宇宙の中で、自分の進む道がどこに辿り着くかもわからない中で、10年後の自分を信じて、詩を書き続ける宣言をする。

いつか来るその日のために

トラックと詩と声がとてもマッチしてます。

なんかこの曲聴いてると、すごいクサイこと言っちゃうんですけど、未来に向かって進もうと思っちゃうんですよね。

「待ってろ未来、すぐに行く」が名言すぎて泣ける

スポンサーリンク

MOROHA

MCのアフロとギターのUKという2人組。しゃべくり007で生田斗真と東出昌大が共に大ファンだと紹介していたアーティストです。

「ブルーハーツ以来の衝撃」と称される。

三文銭

クールな人間でもこれを聴くと熱いやつに変わってしまう。忘れていた情熱を思い出させてくれる。5:39〜からの語りはすごく突き刺さります。

バラ色の日々

映像作家のエリザベス宮地さんという方が、昔の恋人と交際していた間に撮った写真や映像で構成されているPV。

出ている女性は高木みゆさんという写真家さんです。

これを見ていると、勝手に僕の元カノとの思い出みたいな錯覚に陥ってしまって、泣きたくなる。

まとめ

この人たちの音楽を聴いていると、自分の他にもこんなにも苦しくてもがいてる人がいるんだ、自分だけじゃないんだって安心させてくれる。

かつての情熱、未来を信じていた気持ちを再確認させてくれる。

癒しの音楽であり、希望の音楽

ぶっちゃけ日本語ラップとかは抵抗があったんですが、食わず嫌いでした。バカでした。B−BOYが人の悪口ばっか歌ってるジャンルだと思ってました。ごめんなさい。

僕みたいな嫌悪感がある人にも一度聴いてほしい。オススメです。

まだ自分も聴き始めたばかりなので、今後どんどん更新する予定です!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!