夏にノスタルジーを感じたい時のおすすめ小説10選【物語】

向日葵

今回は、自分が過去読んだ中から、夏にもう一度読みたいオススメの小説10選を紹介します。

SF、ミステリー、ホラー、青春など、夏っぽいジャンルから厳選しましたのでぜひご覧ください!

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おすすめの夏に読みたい小説10選

夏への扉

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。(Amazon

 

これはSF小説のオススメでも紹介していたんですが、夏に読みたくなります。

読後の爽快感がはんぱない。

古典的な作品はなかなか手が進まない人は多いと思いますが、この作品は普通に読みやすいし、分かりやすいし、オススメです。

2000年が未来として描かれていますが、大体昔のSF作品を読むと、過去の人は未来の人間を過大評価しすぎてますねw

 

氷菓

何事にも積極的に関わらないことをモットーとする奉太郎は、高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。
さらに、そこで出会った好奇心少女・えるの一言で、彼女の伯父が関わったという三十三年前の事件の真相を推理することになり――。(Amazon

 

僕はアニメを先に見ましたが、小説もテンポが良くサラサラ読める。

青春ミステリなので肩肘張らず、楽に楽しめます。

ただ解決していく謎が結構どうでもいい日常の事ばかりなので、地味と言えば地味かも。

 

夏の庭

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。(Amazon

 

大人になってから読むとより良いと思う。

おじいさんとの交流によって、少年たちは色んな事を学び一歩大人へと成長させてくれます。

少年の頃は、身近な家族が亡くなったりしない限り「死」が非現実的なものとしか思えないんですよね。

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夜市

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した裕司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた――。(Amazon

 

読むと不思議な感覚にさせられる小説。なんだか夢を見ているような。幻想的でふわふわしている感じ。

なんだか抽象的ですみません。でも本当にこんな感じなんです。読めばわかると思います。

センスの良い文体とはこうゆう小説を言うのでしょう。

 

夏と花火と私の死体

九歳の夏休み、私は殺されてしまったのです……。少女の死体をめぐる兄妹の暗黒の冒険。(Amazon

 

語り手が死んでしまった「わたし」という斬新な作品です。ゾクゾクして夏にぴったり。展開が早く、一気にすらすら読めます。

この作品を16歳で書き上げたっていうのがすごい。でもよく言われているように、年齢を加味した感想になってしまうのも事実。

向日葵の咲かない夏

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。(Amazon

 

ドンデン返し系ミステリー。ピュアな僕は騙されました。こういうのって変に斜に構えて読むより、余計な事を考えずに夢中に読む方が良いと思います。僕がバカなだけかもしれませんが

まあでもあまり気持ちの良い話ではありません。不気味で不穏。ただ読んでおいて損はないのは間違いないです。

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サマーウォーズ

数学しか取り柄がない高校生の健二は、憧れの先輩・夏希に、フィアンセになるバイトを依頼される。そのまま向かった先は、室町時代から続く戦国一家の大家族の家だったのだ! 新しい家族の絆を描くさわやかな物語。(Amazon

 

題名からして夏向き。

映画を既に観ている人も、細かい設定が知りたい人におすすめ。むしろ映画を先に観た方が楽しめるかも。

映画と違ってキャラクターの心情が細かく描写されているため、小説を先に読んでから映画を観て違いを楽しむのもありですね。

 

ハローサマー、グッドバイ

戦争の影が次第に深まるなか、港町の少女ブラウンアイズと再会を果たす。ぼくはこの少女を一生忘れない。惑星をゆるがす時が来ようとも……(Amazon

 

題名がもう爽やかで、これは夏だろっと思って購入しました。ジャケ買いならぬ題名買い。

読んでみると本当にその通りで大当たりでした。

夏休みに男の子がある女の子と出会って成長していく、いわゆるボーイミーツガール的なんですが、SFだったり戦争だったり色々な要素が含まれています。

あとどんでん返し系でもあって、のめりこんで読める完成度の高い小説です。

 

夜のピクニック

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。(Amazon

 

多部未華子主演で映画化もされています。

もうめちゃくちゃ青春。高校時代の淡い心情を丁寧に描いていて、異性との交流があった人は思い出が蘇って確実に戻りたくなります。

僕はこうゆう集団での学校行事がわりと苦手なタイプだったので、今思えばもっと純粋に楽しんでおくべきだと思いましたw

 

風の歌を聴け

1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしない――。群像新人賞を受賞したデビュー作。(Amazon)

 

海辺で缶ビール。バーで女の子と出会ってセックス。そんな作品ですw

それで読んでる自分もなんかクールでキザで、世の中を俯瞰で見ていて、かっこいい感じな気分になれます。

行きつけのバーとか無いけど。そんな簡単に女の子をひっかけた経験ないけど。

あとがき

夏に読みたいオススメ小説10選でした。最後までご覧いただきありがとうございました!